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ドキュメント72時間から垣間見える人生を想う

NHKの「ドキュメント72時間」が好きだ。ある1か所に3日間密着し、そこを訪れ行き交う人々との出会いをカメラにおさめたドキュメンタリー。

www4.nhk.or.jp

『大仏を見上げる霊園で』出会ったのは、息子をがんでなくした年老いたお母さん。1日たりとも忘れたことはないと涙を流す姿に、両親より早く死なないことをひっそりと誓った。また、夫の墓参りにきたお母さんは、今でも夫をいい男と笑顔で言っていた。死ぬ間際にほかの女性のところにいたのにも関わらず、だ。憎んで生きても一生、愛を貫いて生きても一生。選んだ生き方の潔さが素敵だった。

『都会の小さなお葬式』亡くなった奥さんに何度も会いに来る認知症のおじいさん。お母さん、冷たいねって頭をなでる手が震えている。一緒には逝けない最愛の人の死。いつかくる両親の死を重ねてしまった。

お金の勉強をしていると、どうしても終わりについて考えざるを得ない。そして自分自身の終わりより、まず先に迎えるのは両親の死。残された時間を大切にしたいと強く思うようになった。

ドキュメント72時間」にはたくさんの出会いと別れがあり、ほんの一瞬のやりとりなのにその余韻がいつまでも残る。長い付き合いよりも、見ず知らずの人との何気ない会話だからこそ言えることもあるのだろう。最近はつくられた物語より、こういったドキュメンタリーやニュースに心惹かれる。現実は厳しい。けれどたくましさがある。わたしは人のもつたくましさを信じたいな。

ドキュメント72時間」を通じてたくましく生きる人の言葉にふむふむしたはなし。最近、昔よりテレビをみるようになった気がする。さみしいのだろうか。